G410 PLUSを採用後、ヘッドスピードは平均0.5m/sから0.8m/s上がり、初速もそれに応じて出るようになりました。初速が早いとボールの捕まり具合が心配になりますが、G410 PLUSではその心配は全くありませんでした。今大会では4日間でドライビングディスタンスは2位。悪天候の中でもしっかりドライバーを振り切ることができ、平均して飛距離を出し続けることができると、コースマネジメントもだいぶ楽になると思います。
今大会の使用パターはVAULT2.0 CREZ-E(プロトタイプ)でした。比嘉選手のようにストレート軌道のパッティングをするプレースタイルには、フェイスバランスのパターが合います。このモデルに関しては、オフの2月にPING本社(米・アリゾナ州フェニックス)にあるプロ専用のパター施設“Putter Lab”でフィッティングを行った際も計測結果に全く問題がなく、相性の良さを再確認できて良かったと思っています。今大会での4日間のパット数 (1R当たり) の平均は27.50。昨年の平均30.0392と比べて改善がみられています。昨シーズンはどうしても決めきれないパッティングも多く見受けられましたが、今年はグリーン上でも魅せてくれるのではないかと期待しています。
また、ウェッジのロフトセッティングもオフに見直しました。飛距離の出る選手にとって、ショートアイアンやウェッジは使用頻度が高いですが、実は番手間のギャップがすべて均等にはなる可能性は高くありません。今回は使用頻度とラウンド中に残る距離を分析し、ウェッジのロフト構成を (50) (54) (60) から(52) (56) (60) に変更しました。余談ですが、オフに作ったGLIDE FORGEDのバックフェイスデザインもお気に入りのようです。