ゴルファーが日頃感じている"お悩み"を、小野寺誠プロが分かりやすいレッスンで解決!
第2回は、多くのアマチュアゴルファーにとって永遠の課題ともいえる"飛ばし"がテーマです。
小野寺プロによると、飛距離アップには「バランスの良いスイング」が大切とのこと。
効率よく飛ばす術をこのレッスンで手にしましょう!
PLAY YOUR BEST!
ボールを遠くまで飛ばすには、バランスの良いスイングをすることが大切です。
そのためには、「ヘッドスピード」と「スイングスピード」の"2つのエネルギー"を理解したうえで、自分のスイングタイプを知ることがカギとなります。これらのエネルギーをバランス良く使うことで、スイング軌道やインパクトが安定し、効率よく飛ばすことが可能になります。きっと弾道の変化も実感できるはずですよ!
まずは、自分のスイングタイプを知りましょう。あなたはAとBのどちらに当てはまるでしょうか?
スイングタイプ | A | B |
---|---|---|
体の動き | 多い | 少ない |
クラブの動き | 少ない | 多い |
打ち出し角 | 低い | 高い |
スピン量 | 少なめ | 多め |
バランスの良いスイングを手に入れるためには、スイングタイプ別のドリルが効果的です。このドリルを実践することで、2つのエネルギーも同時に理解することができます。
「スイングタイプA」のゴルファーは、体が動き過ぎてヘッドが走っていません。「体の運動量(回転量)」が多くスイングスピードは速いのですが、ハンドファースト気味なインパクトになり、弾道が低くスピン量も少ない傾向があります。ロングアイアンやウッドが苦手な方もこのタイプ。
そんなタイプのゴルファーには、この「両足揃え打ちドリル」が効果的。両足を揃えてフルショットすることで、体の正面で腕とクラブが振れるようになり、インパクトでのヘッドの加速感を覚えられます。
「スイングタイプB」のゴルファーは、体をあまり動かさずに腕主体でスイングをしがち。「クラブヘッドの運動量」が大きく、ヘッドスピードは速いものの、ボールを弾くイメージのインパクトになり、インパクト時のロフトも多くなりやすい傾向があります。
ボールが上がり過ぎてスピン量が多いのも特徴です。そんなタイプのゴルファーには「インパクトドリル」がおすすめ。ハンドファーストのインパクトができるようになり、ボールを「前」に飛ばすことが可能になります。
1
POINTアドレスからハンドファーストのインパクトを作りましょう
2
POINT左足体重を意識しましよう
3
POINTリズム良くスリークォータースイングを!
4
POINTスイング中は、両腕とクラブの小文字の「y」をキープしましょう
1970年8月17日生まれ。6歳からゴルフを始め、1996年にプロテスト合格。アメリカ留学で最新のゴルフ理論を学んだ他、ツアープロのコーチを担当。現在は多数のメディア出演をこなす傍、男女問わずアマチュアを中心に精力的な指導を行っている。
スイング中は手がヘッドよりも先行!
写真は極端ですが、インパクトはハンドファーストでボールを押すイメージ。