“飛び系なのに、ズルい。”で登場した「G710」アイアン。
この“ズルい”とはどういう意味なのか。昨年の女子ツアーで
1、2フィニッシュを飾った鈴木愛、渋野日向子両選手の
コメントと谷口拓也プロのインプレッションを紹介。
飛び系アイアンは、その名の通り飛距離性能の高さがウリのモデルだ。しかし、「見た目がカッコ悪い」「弾道が低くグリーンで止まらない」「ミスヒットに弱い」「打感が悪い」など、デメリットを感じるゴルファーが少なくない。
そんな中、ピンから誕生した「G710」は、従来の飛び系のイメージを覆す完成度を誇る。まずは飛距離性能から見てみよう。
「打ち出しから球が上がるのでピンを上から狙えます」と語るのは谷口拓也。一般的な飛び系アイアンは、低弾道でランが多くなる傾向がある。しかし、「G710」は、高初速を生むマレージングC300フェースと大きくたわむ中空構造を採用し、ラクに高弾道を打つことができるのだ。
また、「ミスヒットしても飛距離のロスを最小限に留めるやさしさがあります」と谷口。「G710」は重量を周辺配分し、ピンのアイアン史上最高のMOIを獲得している。
「打感や見た目も魅力です。単純に硬いフィーリングでなく、球がフェースに乗ってから弾く印象。それに、ブラックのヘッドは引き締まって見えるし、何よりカッコいいですよね」
「飛び系なのに、ミスに強いし、フィーリングも見た目もいい!試打したら、キャッチコピーの“ズルい”の意味が分かりました。これは確かにズルいです(笑)」と谷口。あなたも「G710」の“ズルさ”を体感してみては?
ブラックのヘッドでコンパクトに見えるし、バックフェースもシンプルでかっこいいですね。実際に打ってみると、この見た目なのにやさしく飛ばせることにビックリ!
飛び系アイアンは低弾道になりやすいですが、「G710」は打ち出しから程度に上がり、ほどよいスピンがかかってアイアンらしい弾道に。これなら上からピンを狙えます。
また、芯を外しても、距離のロスを最小限に留めてくれます。弾き感のある打感も好印象。アイアンに求められる全ての要素が揃ったバランスのいいアイアンです。
アルバトロス・ビュー791号
(2020年2月27日発売号)